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狼元帥と衛生兵による、聖夜の闘争 後編

メリークリスマス!
こんな貴重な日にお越しくださいましたことに、まずは御礼申し上げます。
私ですか?うきうき気分というよりは、仕事が四半期末でマジ瀕死♪
家族も平日は基本的に23時にならないと揃わないのでお祝いは23日にやっちゃいました。
(今、片付け終わって家族が寝静まったのでPCへ移動してきた)

今夜はサンタさんからプレゼントもらえるといいね、息子よ。


イベント時くらい少しは良い目に合わせてあげたい、ぽんこつ元帥。
彼にもささやかなクリスマスプレゼントをあげたいと思います。
そうです、まさかのR15です。
さあ、がっかりなクリスマスを共にして頂ける方は続きへどうぞ!







しげしげと夕鈴を眺めていた黎翔は、ゆっくりと椅子から立ち上がった。
夕鈴はびくりと肩を竦める。
「なっ、なんですか!?」
距離をとるつもりが、あっという間に詰められ、気付けば壁と黎翔とに挟まれ、身動きが取れなくなっていた。
黎翔は大型の肉食獣のように目を光らせ、形のよい唇に笑みを浮かべている。
「いや、本当に素晴らしいと思ってな。
君のこんなにも可愛い姿が見られるなら、年末の慌ただしさも悪くない」
「そ、そうですか……」
夕鈴の頬に一筋の汗が伝う。
(なんだか、ちょっと、これはマズイんじゃ……)
「元帥、あの、せっかくだからゆっくりお話!お話でもしましょうかっ!」
「今は話すよりも、ただ君を愛でたい」
夕鈴の必死の提案は、狼にあえなく却下される。
「君はクリスマスだと言うのに、恋人に口づけもさせないつもりか?」
綺麗な顔に至近距離から覗き込まれて、夕鈴は息を詰まらせた。
「うっ……そ、う、ですね」
この反応を容認と捉えた黎翔は、がぶりとかぶり付くかのように早速唇を奪いに行った。
「うぅっむうぅぅッッ!!?」
驚いてうなり声をあげる兎に構うことなく、狼はぶんぶん尻尾を振ってご馳走にありついた。
こうなると、結局は夕鈴は彼に勝てない。
最初は抵抗していたものの、長い長い口づけに頭はふわふわと霞がかかったようになり、足元までもがふらふらする。
気がつけば、すがり付くように身を預けていた。

唇が離れたあとの夕鈴のぼんやりと上気した顔に、黎翔はさらなる悪戯ごころを起こした。
なぜなら今夜はイブであるとはいえ、愛と平和の精神を尊ぶべき、聖夜である。
もう少し、愉しませてもらっても罰は当たらないだろう。
因みに、「その捉え方はどう考えても都合の良い曲解です」と突っ込むべき李順は不在である。
「夕鈴、そのタイツ姿もとても可愛いが……出来れば素足の君も堪能させてもらいたい」
にっこりと微笑んだ黎翔の顔をぼんやりと見返している夕鈴には、いまいちその言葉の意味が伝わらなかった。
(へ??それはうさちゃんを脱いでこいってこと……?)
ぼおっと恋人の顔を眺めていると、太股の上あたりになにやら不穏な気配を感じた。
(え……なにこれ、なんかさわさわしてるけど……)
夕鈴の意識は、一気に覚醒した。
「えぇぇぇぇ!?げっ、元帥何してるんですかッ!!
まさか……」
「まさかも何も、脱がそうとしているだけだが。
先程君も拒否しなかったろう?」
「何をバカなこと言ってるんですか!拒否です!
断固として、拒否です!!」
慌ててそう叫ぶと、短いスカートを両手で押さえる。
その抵抗がますます彼を喜ばせるのだと、純真無垢な夕鈴はもちろん気が付かない。
「そうか駄目か……なら、仕方ないな」
ふうっと、わざとらしくため息を漏らした黎翔は、ぐっと顔を寄せると耳許で囁いた。
「なら、このままで楽しませてもらうとしようか」
それはどういう意味だ、と問う前に、ぞくりとした感覚が背筋を這い上がった。
黎翔の長い指が一本、つうっと夕鈴の太股を薄いタイツ越しに撫で上げたのだ。
「ひゃっ!や!な、なんですか!?」
「何か問題が?
脱がせていないのだから、構わないだろう」
今度は太股の裏に触れるか触れないかの刺激。
「ふあっ……くすぐったい……ッ」
夕鈴は逃れようと身を捩る。
逃す気などさらさら無い黎翔は、さらに指先で悪戯を繰り返す。
「ひゃんっ!ちょっ……元帥ッ」

段々と桃色に染まる肌。
涙に潤む瞳。
二人だけの部屋に小さく漏れる、甘い吐息―――
黎翔は自然と浮かぶ愉悦の表情を隠しもせず、さらに囁いた。
「どうする、夕鈴。
このまま私に身を任せるか、それとも観念して、私に脱がせてくれるか」
「ふざけてるんですか!……ぁっ!……どっちも、駄目でしょう!?」
「私はこの上無いほど本気だが」
「なら余計タチ悪いでしょうがッッ!……やぁ、んッ……」
触れれば落ちてしまう花のような風情に、黎翔はさらに煽られた。
こんなにも可愛い声を漏らしておいて、まだ強がる彼女をもっと苛めてしまいたい。
「君は強情だな―――
……なら、こうしてしまおう」
黎翔は、自分の口でもって、夕鈴の胸元に結ばれていたケープのリボンを解いてしまった。
その紅い瞳はいじわるそうに、そして心底嬉しげに、胸元から夕鈴を見上げている。
必死にスカートを押さえていた夕鈴は、ケープがひらりとすべり落ちて行く様を、茫然と見ているしかなかった。

途端にすうすうと風を感じる胸元。
ケープが無いだけでこんなに心もとなくなるなど、完全に想定外だ。
「元帥っ!!やだ、恥ずかしいです!返してぇ!」
むきぃっと涙目で叫ぶ夕鈴に構わず、黎翔は現れた白い肌に唇を寄せた。
夕鈴の身体が、びくんと竦む。
「本当に綺麗だ……」
そう呟く声が聞こえたと思うと、今度は少し熱いような、痛いような刺激が胸元を襲う。
「い……っな、に?」
「君が私のものだという証だ。
思った通り、白い肌によく映える―――」
黎翔は、自らが刻んだ赤い痕を指先でなぞった。
「夕鈴。君が好きだ」
吐息混じりの黎翔の声が、艶かしく耳に届く。
思わず夕鈴が抵抗を弱めたその隙に、黎翔は白く柔らかな谷間に舌を這わせた。
「あっ……」
背筋をぞくりと這い上がる刺激に、夕鈴はずるずると崩れ落ちた。

肩を抱くように一緒に降りてきた黎翔は、床の上にへたり込んだ夕鈴への攻撃を緩めることはしなかった。
舌先で舐められながらも、胸元にはもうすでにいくつかの花が咲いている。
「ちょっ、もっ……ホントに、……んッ」
まずい。
このままでは本当にどうにかなってしまう。
夕鈴は残り少ない理性を働かせて、必死に考えた。
いっそ、うさちゃんタイツを脱がせてしまえばいいのだろうか。
―――いや、それは危険だ。
どう考えても、明らかに駄目だ。
それこそ狼元帥の思うツボだ。
やはり、これを脱がされるわけにはいかない!
それになにより、触れてもらって少し嬉しい自分がいるのが、一番危ない!!
(うぅぅぅぅ……頑張るのよ、私っっ!)

胸元を攻められ、太股を執拗に這い回られてもなお涙を浮かべて頑張る夕鈴に、黎翔はますます煽られた。
(さすが、夕鈴。……こうでなくては面白くない)
「君は、頑固だな。脱がされるのも嫌、そのまま触られるのも嫌、か。
……なら、もう1つ選択肢を増やそう」
夕鈴はいっそ、優しげとも見える笑顔を浮かべた黎翔に期待した。
やっぱり、この人は優しい人なんだ。どうやら止めてくれる気らしい、と。
そんな純粋な彼女を微笑んで見詰めつつ、黎翔は口を開いた。
「三つ目の選択肢は、『タイツを破かれる』だ。
さぁ、どれでも好きなのを選ぶといい」
「なっ、なっ、なっ、なにを爽やかな顔して言ってるんですかあぁぁぁ!!
駄目に決まってるでしょう、そんなもんッッ!」
「さあ、早く選ぶといい。
因みに私のお奨めは3番だ」
「無理っ!ぜぇーったい、無理!!
ばかばかばかばか、元帥の、バカあぁぁぁ!!スケベ!!」
ゲシゲシと足で黎翔の顔を蹴りまくるが、その手の人間には完全なる「ご褒美」である。
現に黎翔は蹴られつつも満面の笑みを浮かべている。
「絶景だな。タイツ越しに見えるのも、官能的でそそられる」
呟いた黎翔は、夕鈴の足首を掴んで、そのままぐっと自身の肩の上に乗せるよう持ち上げる。
そのまま脚の間に身体を割り込ませて、爽やかな、それでいて悪魔のような微笑みを浮かべた。
「君がどうしても選べないと言うのなら……まずは、このまま触ろうか」
どこに、と聞くのも恐ろしくて、夕鈴はひっと息を飲んだ。
(駄目だ……もう駄目だ!
なんだかんだで、どれを選んでも断りきれない気がする……!!)

夕鈴が半ば覚悟を決めたとき、急に廊下が騒がしくなった。
「……何だ?」
不機嫌そうに夕鈴の胸元から離れた黎翔が振り返ると同時に、部屋の扉が躊躇なく開かれた。
そこにゆらりと立っていたのは、夕鈴の救世主にして信頼厚い上司。
―――李順、その人だった。
「り、李順さんんん!良かった、助けて下さい!」
助かった、と言わんばかりの夕鈴の声に、すぐさま黎翔への小言を繰り出すかと思われた李順だが、何故かそのまま黙って立っている。
無粋を働いたことへの文句を言ってやろうと思っていた黎翔も、眉を顰めた。
何やら様子がおかしい。
「……そうですか。夕鈴殿。大変でしたね……」
李順はゆらり、と一歩二人に近付いた。
その時、廊下から大小、二つの影が踊りこんできた。
「やべぇ、元帥!!花嫁ちゃんを守れっ!」
「すみません、完全に策を誤りました!!今の李順は危険です!!」
顔色を変えて駆け込んできた浩大と克右は、必死の形相で声を張り上げた。
訳は分からないが、二人のただならない様子に、黎翔は夕鈴を庇うように立ち上がった。
「一体なんだと言うんだ。
今日は夕鈴と二人で過ごしたい。早く李順を連れて出て行け」
「それが出来れば苦労しないってゆーか……」
「我々には荷が重すぎました……」
どうも歯切れの悪い二人を、夕鈴も怪訝そうに覗き見た。
(……ん?あれって……なんだかつい最近どこかで見たような??)
二人は頬といい、首筋といい、腕の内側といい、至る所に虫さされのような赤い痣を作っていた。
「元帥閣下……そんなに人肌が……温もりが恋しいと仰るのなら、良いでしょう……」
ゆらゆらと近づく李順。
「おい、どうした、李順?」
訝しげに問う黎翔。
「ヤバい、閣下!!」
青ざめる浩大と克右。
次の瞬間。

ぶちゅうううううううううううううううううう。

熱烈な口づけが、筆頭書記官から元帥へと贈られた。

「むぅっぅぅ!!………ぶはっ!おい、止めろ李順!!」
顔を真っ青にして叫ぶ黎翔の声はどうも李順へは届いていないらしい。
眼鏡の奥の瞳は焦点を失い、ただひたすら口づけを求める死霊と化している。
夕鈴は茫然とその様子を眺めていたが、ふと自分の胸元へ視線を落とした。
(―――あ。あの二人の体中にある赤いのってもしかして……)
それに、部屋中に漂う、強い酒の匂い。
これはきっと。
「李順さんって……もしかして、酔うとキス魔になっちゃうんですか?」
どうやら既に襲われまくったらしい二人はゲンナリと頷いた。
それを聞き、さらに青ざめた黎翔は、口づけされたまま問答無用で李順の鳩尾に拳を突きいれた。


どさりと崩れ落ちた李順。
そんな李順を見下ろす、精気を失った男三人。
唖然としたままへたり込む、夕鈴。

聖なる夜に顔を合わせた若者たちは、揃って大事な教訓を得た。
日頃、静かにストレスを溜めている者に、大酒を飲ませてはならない。
それは甚大な被害をもたらす行為なのだ、と。


翌朝。
謎の頭痛を抱えつつ仕事に励む李順は、どうにも居心地の悪さを感じていた。
昨夜、浩大と克右と酒を飲んでいたことは覚えているのだが、途中からすっぽりと記憶が抜け落ちているのだ。
それに、クリスマスだというのに黎翔は文句一つこぼさずに、黙々と事務仕事に精を出している。
夕鈴はというと、何故か目が合う度に引きつったような笑顔を向けて来る。
「これ、ストレスによく効くっていうハーブティーですよ」
と、いつもと違うお茶を差し出すと、そそくさと執務室を去っていった。
なにやら様子がおかしい。
「元帥閣下、昨夜のことですが……」
「―――何も聞くな。そして二度と口にするな」
黎翔は、書類から目を離すことなくそれだけ言うと黙ってしまった。
一体なんだと言うのだろうか。
今日は何故か浩大も克右も執務室に顔を見せにもこない。
まぁ、来たら来たで作業の手も止まってしまうので、いっそ楽なのだが。
(珍しく今日は仕事が捗る……
まぁ、今日はクリスマスですし。
降って湧いたプレゼントのようなもの、とでもしておきましょうかね)
こうして、李順だけは充実感に溢れたクリスマスを迎えたのだった。



終。
なんかすいませんホント。


後記。
真面目すぎる人に酒飲ませ過ぎると大概碌な事にならないよねっていう、お酒あるあるでした。
それでは皆様、元帥とは違ってステキなクリスマスをお過ごしください♪(ノ´▽`*)b☆


サンタコス














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2015-12-24 Thu 08:07 | | [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015-12-24 Thu 12:05 | | [ 編集 ]
あはー(笑)←
(*゚▽゚)ノザマァww
安定の残念っぷりで御座いました。←
でも、プレゼント貰えて良かったね~…。その後の接吻で台無し感がハンパないですが(笑)←
うさちゃんタイツ…エロいっすね(゚Д゚;)でも、素知らぬ顔で娘に履かそうか・・・と考える(笑)←
だって~150有る小4女児は子供服コーナーでは納得できず、中高生向けのお店で服購入ですよ!!
ナンだかなぁ…(笑)←
2015-12-24 Thu 16:02 | URL | 行 [ 編集 ]
あい様。
誰がキス魔になったら一番色っぽいのか考えた結果が、李順さんでした(笑)
陛下…夕鈴に対しては既にほぼキス魔。却下。
夕鈴…人死にが出るので却下。
浩大…酔わないので却下。
克右…受けだから却下。←オイ
李順…なんかエロイいので採用。

ワンピース夕鈴可愛い!可愛いよぅ……
あい様はまさにrejeaキラー!!
ついつい絵描きたくなります(*´ω`*)
2015-12-26 Sat 22:43 | URL | rejea [ 編集 ]
働き過ぎ中様。
ややエロくらいの話は書いてて楽しいです。
李順さんって色っぽいですよね。
なんかやる時はやるというか、どエスな気配がします!!

こんなタイツだったら破られても文句言っちゃダメな気がします。
破かせるくらいさせてあげれば良かった……( ノД`)…
2015-12-26 Sat 22:50 | URL | rejea [ 編集 ]
行様。
「ザマァ」ありがとうございます!!
一番かわいそうなのはクリスマスにこきつかわれて、男に吸われまくった大克ペアか!?

あら、お母さま、娘さんにエロうさタイツ(笑)
大人っぽいお嬢様なんですねぇー!
スラッとしてる子は大人っぽい服似合いますよね♪
今日姪っ子の世話してたら、やっぱり女の子も可愛い~~(*´ω`*)ってつくづく思いました。
一緒に服選んだり、楽しそう!
2015-12-26 Sat 22:58 | URL | rejea [ 編集 ]

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