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狼元帥と衛生兵による、聖夜の闘争 前編

コメント欄で触れておりました、クリスマスコントです。
毎度のことですが、馬鹿馬鹿しい脚フェチ軍服パロとなっておりますので初めての方はご注意下さい。
恋人たちのイベントをガッカリな人たちが迎えたらどうなるかという、ただそれだけの話……

クリスマス元帥

イラスト描きながら、クリスマスに間に合わないよう…と半泣きになったいい大人は私っす。

さてさて、諸々構わんよ、という悟りを開かれたかのような方は続きをどうぞ♪









人には、時として命に代えても守らねばならないものがある。
それは家族であったり恋人であったり、はたまた己の矜持であったりと様々であろうが。
今この時、夕鈴も決死の思いで大切なものを守り抜こうとしていた。
これだけは、譲れない。
断固として。
例えそれが大切な婚約者からの、断っての願いであったとしても。


―――このうさちゃんタイツを、脱がされるわけにはいかない!




話は数日前に遡る。
「紅珠、すっごく可愛かったですね!」
夕鈴は大きな瞳をきらきらさせながら黎翔に言った。
クリスマスを数日後に控えたこの日、ここ帝国軍本部ではPR大使である紅珠によるクリスマスイベントが行われたのだ。
真っ赤なワンピースに白いふわふわの飾り。
形のよい頭にちょこん、ととんがり帽子を乗せた紅珠の姿は、同性の夕鈴から見ても抱き締めたくなるほど可愛かった。
勿論男だらけの帝国軍人たちの盛り上がり方はさらに凄い。
そこかしこから「紅珠ちゃーん!!」「可愛いー!!」という野太い歓声が響き、その熱気たるや当の紅珠が及び腰になるほどのものだった。
「紅珠はちょっと怖がってましたけど……
叫びたくなる気持ちはわかりますね」
くすくす笑う夕鈴の笑顔に見惚れながら、黎翔は思った。
そんなもの、絶対夕鈴の方が似合うに決まっている。
世界で一番可愛いのは、言うまでもなく婚約者の夕鈴であるからだ。
むしろ、イベント中も隣の夕鈴ばかりを見ていた彼は、紅珠の姿など碌に目に入っていなかった。
「君もああいう格好に興味があるのか?」
問われた夕鈴は、ちょっと照れたように笑った。
「可愛いな、とは思いますね。
私に似合うかどうかは別として、クリスマスっぽくていいと思いますけど」

(そうか。……なるほど。
だとしたらこの前入手したアレを使うときが来たか)

黎翔は一人ほくそえんだ。
今度こそ、恋人らしくイベントを満喫してやるのだと。
呑気な夕鈴は、この時の不用意な一言が後々自分の首を絞めることになるなど、考えてもいなかった。


そして、決戦のクリスマスイブがやって来た。
ハロウィンの時と同じ轍は踏まない、と心に決めた狼元帥は、前もって戦略を立て、水面下で策を実行に移していた。
厄介な教育係・瑠霞は、夫共々定時に上がれるよう裏から手を回し。
水月と方淵には、「今日はさっさと帰れ」と刺すような視線で訴えた。
恐らく暫くは近寄って来ないだろう。
下手をすれば水月は数日本部に現れなくなるかもしれないが、この際致し方ない。
最大の難関である李順には、浩大と克右を差し向けて酒の相手をさせる手筈になっている。
あの二人が本気を出せば、李順を潰すことも難しくはないはずだ。
黎翔は手許の書類に踊るような筆致でサインを施していった。


そして迎えた二人の夜。
黎翔の私室で、夕鈴は頭を抱えていた。
用意した手編みのマフラーをとっても喜んでくれたから。
大袈裟にならないように選んでくれた、雪の結晶の形をしたネックレスがとてもかわいくて、嬉しかったから。
だったらちょっとはサービスしてもいいかと思ったのが間違いだったのか。
(サンタの衣装なんて着るんじゃなかったっ!)
まず、スカートの丈は言うまでもなく短い。
紅珠のは膝上だったが、こちらは軍服と変わらないミニスカートだ。
その下に合わせるのは、太股にうさちゃんの顔がくるようにデザインされた薄手の黒いタイツ。
うさちゃんの上は肌が透けているので、いつものニーハイソックスのような感覚に近い。
胸元は多少空いてはいるものの、寒くないようにと同じくふわふわの飾りの付いたケープがあったので、思ったよりも露出は少ない。
あまりに非常識でもなければ、露出が多すぎる訳でもない。
だからこそ、まあいいか、と着替えてしまったのだが。
おかしな軍服を着続けたせいで、感覚がおかしくなっていたのかもしれない。
こちらを満足げに眺める黎翔の視線を受け、夕鈴の頬は赤く染まった。
まさか、ただただじっと見られるのがこんなに恥ずかしいなどと思わなかった。
「あの……そんなに、見ないでください」
もじもじと身を揉む夕鈴のなんとも言えない可愛らしさに、黎翔は微笑んだ。

狙い通り、彼女はすんなりサンタの衣装を着てくれた。
夕鈴の妥協すれすれのラインを攻めたことが功を奏したようだ。
(それに、太股の兎……可愛いすぎるな)
初めてのこの存在を知った時は衝撃が走った。
これを夕鈴に身に付けさせずして、なんとする。
しかし、軍服に合わせるのは他の奴等の目があると思うと、頂けない。
ならば、どうするか。

そう。
世はまさにクリスマス。ミニスカサンタにこのタイツを合わせよう!
ハロウィンの時に季節ものとキャラものに弱いのは確認済みだ。
……行ける!!
今日こそは、勝った!!
恋人たちのイベント万歳!!!

狼元帥は、昨年まで全く興味など無かったイベントに心からの賛辞を贈りつつ、夕鈴に気付かれないようこっそりとガッツポーズをかました。
そして、目の前にある極上のご馳走にどうありつくかと、愉しげに思案した。
幸い、冬の夜は長い。
ましてや今夜はクリスマスイブ。
きっと、何かが起こる。
そんな夜なのだから。



無駄に、後編へ続く!!


ちょこっと後記。
某ショッピングモールでこのうさちゃんタイツ(ストッキング)を見た時に心で叫びましたよ。
「夕鈴に身に付けさせず、なんとする!!」
元帥の叫びは、そのまま私の叫びです。


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コメント

こんにちは〜〜!
働き過ぎ中から1ミリ軽めに上昇です!なんてったって週半ばに祝日。ありがたや〜ありがたや〜。

ミニスカサイコー、ニーハイサイコー!
絶対領域にうさちゃん。黎翔さまがんばれ。
ギャグどころか、超ギャグ級です‼︎
心から待っておりました\(^o^)/

リアルにお見かけした事からのうさちゃんタイツ話とはほんとステキ♡(*^^*)♡
タイツを作った人にも賛辞を贈りたいですね〜(^ω^)
あぁ、この話を読んでてほしいです✌︎
2015-12-21 Mon 15:00 | URL | 働き過ぎ中 [ 編集 ]
元帥…視姦ですか!?そうですね!←

うさちゃんタイツ?大人用?子供用なら娘に履かせたい(笑)

残念な元帥に指差して[ザマァ(笑)]って言ってやる準備は万端ですww
2015-12-21 Mon 16:36 | URL | 行 [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015-12-21 Mon 17:52 | | [ 編集 ]
働き過ぎ中様。
お仕事お疲れ様です~♪
私はこれから修羅場を迎えます…ガクブル

ぽんこつ話を待っててくださるとは!!
うさちゃんタイツ、ステキですよね。
自分はちょっと穿くにはアレだけど、夕鈴みたいな若い子は是非!!
サンタコスとの合わせ技で彼氏を悩殺したらいいと思いますマジでヽ(^o^)丿
因みに実物はちょいえろい感じでした!
2015-12-24 Thu 00:34 | URL | rejea [ 編集 ]
行様。
そうです視姦です視姦!
じっとりねっとり眺めまわします(笑)
ぜひ指差しつつ「ザマァ!!」と言ってやって下さい!

タイツはですね、大人用のちょいエロい感じのやつでした!
本当は太腿のとこが薄い黒(女教師モノとかでイメージする薄いやつ)です。
……この例えで色合いとか通じたでしょうか??
でもなんだか行様には通じる気がする!!
2015-12-24 Thu 00:41 | URL | rejea [ 編集 ]
あい様。
カウンターお祝いありがとうございます♪
まじやばい間に合わないうひいぃぃぃぃ状態でした。
あぁ、明日も仕事なのにこの後また書いちゃう駄目な私(笑)

サンタブラ!?サンタブラとな!!?
そんな素敵なものが存在するんですか!!
見たい知りたい脱がせたい!!←でもちょっとずれてるくらいもまた情緒が(以下自主規制)
私も夫&子連れの時にウサギタイツ見かけたのでじっくり見られず……くそう。
出先でかわいい部屋着とか下着とかあるとついつい「夕鈴に似合うんじゃ…」と思ってしまう私は病気でしょうか。

2015-12-24 Thu 00:48 | URL | rejea [ 編集 ]

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