元帥と衛生兵の秘密の逢瀬2016-02-07 Sun 16:39
23000ゲッター様より、リクエストを頂いたのです!嬉しい!
ありがとうございます。 元帥にも良い目を!と言って下さった優しい御方です(´∀`*) どうしたら良い目に合わせてやれるか、残念な私は真面目に考えました。 その結果→もし、元帥と夕鈴が李順さんに内緒で、既に「大人のお付き合い」をしていたら。 という「もし+もし設定」になってしまったのでした。カメか私は。 そんなわけで、ちょっといつもと違う雰囲気でお送りいたします。お気を付け下さいませ。 番外編・湯桶使用ルートということで、元帥のマグナムが遠慮なく火を噴くぜ……!! でも私の書くものだから所詮ぬるい……!!(´д`|||) 「んっ……は、ぅ」 「まだだ、夕鈴」 細く唾液の糸を引きながら一度離れた唇をもう一度奪おうと、黎翔は夕鈴の首に回した手に軽く力を入れた。 すっかり力の抜けた細い身体は、いとも簡単に引き寄せられて胸の中に崩おれる。 「元、帥、くるし……」 「聞こえないな」 いつの間にか絹の手袋を外した指が、顎を優しく上向かせる。 ベルベッドの肘掛椅子に片膝を着いて、自らの膝の間でなんとか身体を支えている夕鈴の腰をぐっと抱き寄せ、黎翔はもう一度、貪るように口中に舌を差し入れた。 誰もいない執務室。 二人きりの部屋に響く湿った音。 嫌というほど口中を這い回る舌。 そして、時折、耳をわざとくすぐるように触れてくる指先の感触。 夕鈴は耐えきれずに、思わず声を漏らした。 「あぅ……ん」 「君は耳が弱いな」 くすりと笑う黎翔は、スカートの中にするりと手を滑らせた。 「ひゃっ」 腕の中でびくりと身体を竦ませる夕鈴に、嬉しくて堪らないとでも言いたげに微笑む。 「ここも」 つぅっと、指が上へと這い上がる。 「それから、ここも」 薄い布の横から長い指が遠慮なく滑りこんできて、夕鈴は背を捻らせた。 「やぁッ!ダメ、です……っ」 それでも指は止まらずに、既にしっとりと濡れた谷間に辿りつく。 くちゅりと小さく響く音が、余計に身体を火照らせる。 「ふぁ……李順さん、戻って、きちゃう」 「大丈夫。まだ会議に出ている最中だ。 それに―――こういう場面の方が、君も感じやすいんだろう?」 耳元で囁かれる意地の悪い低い声に、思わず夕鈴の背筋がぞくりと粟立った。 「そんなこと、ないッ……」 「そうかな……口づけだけで、もうこんなに濡らしているのに」 熱い谷間をゆるゆると指が動く度に、もどかしくて自然と腰が動いてしまうのを止められない。 「ほら、欲しそうだ」 「ばか……」 黎翔の視線に耐えきれず、夕鈴は顔を黎翔の胸元へ埋めた。 どうしてこの人はいつも自分をいたぶる様なことばかり言うのだろうか。 そして、そんな風に言われるのが耐えられないと思っているのに、なぜ身体はその言葉を待っているかのように反応してしまうのか。 深い仲になってからというもの、夕鈴はいつもこうして翻弄され続けている。 (こんな人、どうやったら上手く扱えるっていうの!?) 思わず一人嘆いたその瞬間、予想外に長い指が一気に内側に侵入して、夕鈴は弓なりに身体を反らせた。 「んあぅ!」 「余裕だな、夕鈴。考え事か?」 首筋に端正な顔を埋め、舌先で舐め上げながら黎翔が囁く。 その間も彼の指は夕鈴の内を何度も探り、わざと濡れた音を立てるようにして抽出を繰り返す。 「あ、んッ、ダメ、ぇ……」 「駄目かどうかは、私が決める」 怯える夕鈴の腰をさらに引き寄せて、親指が熱を持って膨らみきった花芽を捕える。 「―――ッッ!!」 思わず叫びそうになった口許を自分の掌で押さえながら、夕鈴は涙を浮かべて身体を震わせた。 膝の上に崩れ落ちる夕鈴を大事そうに抱えながら、黎翔は抜き取った指先を口へ含んだ。 「もう達してしまったか。君は本当に愛らしいな」 指先からは、彼女の芳しい蜜の味がする。 一滴残さず味わうかのように指を舐めあげながら、黎翔は笑った。 「ここまでにしようと思っていたんだが、やはり無理そうだな」 はぁはぁと細い背を上下させる夕鈴を横抱きに抱えながら、深紅のマントを翻して立ち上がる。 「げん、すい……どこに?」 上気した顔でぼんやりと自分を見上げる夕鈴に、黎翔はもう一度優しく口づけた。 「―――私の部屋へ」 本来であれば仕事中なのに、恋人とこうしてベッドの上で肌を合わせているなんて。 身の置き所のない恥ずかしさと、なぜか余計に熱を上げ、愛撫を求める身体。 半ば身に纏ったままの軍服から見える肌が汗ばんで、じりじりと火照っているのが、自分でもはっきりと分かる。 理性と相反する我が身のままならなさに、夕鈴の大きな瞳から零れる涙を、黎翔はうっとりと舐めとった。 「ああ、そんな顔をしないでくれ。 ますます止まれなくなる」 戸惑う自分に比べて、この人の生き生きとした様子はなんだ。 夕鈴は思わず身体の上の恋人を睨んで問いかけた。 「……どうしてそんなに、嬉しそうなんですか」 黎翔は、すらりと伸びた白い脚を持ち上げて、ゆっくりとつま先から舐め上げる。 その紅い瞳は恍惚として潤み、白皙の美貌は薄らと上気している。 「ずっとこうして食べてしまいたかったんだ。 やっとその願いが叶ったんだから、嬉しくないはずがないだろう?」 軍服をしどけなくはだけたままで、執拗に脚に口づけながら嫣然とこちらを見下ろす恋人に、うっかり見惚れてしまった夕鈴は一気に顔を真っ赤に染めた。 「……そういう恥ずかしいこと言うところが、イヤです!」 せめてもの意地で、顔を逸らして言い返す。 「うーん、そう言われると傷付くな」 全く傷付いていない様子でしゃあしゃあとうそぶいた黎翔は、そのまま濡れた舌先を内腿へと進ませた。 「きゃぁ!!」 「良い声だ。だからもっと鳴かせたくなる」 そのまま進む端正な顔がどこに行きつくのか想像して、夕鈴は悲鳴を上げた。 「それだけは、ダメ!!そんなのされたら、恥ずかしくて仕事に戻れない!!」 「じゃぁ、もう挿れてってお願いしてごらん。 そうしたら止めてあげよう」 夕鈴は瞠目した。 よりによって、何て言い草だ。 「元帥のイジワル!!ばか!!すけべ!!変態!!」 「男なんてみんなそんなものだろう。 さぁ、どうする?私としてはどちらでも構わないが」 脚の間からこちらを覗く愉しげな紅い瞳は、どうやら本気のようだ。 顔を歪ませて暫く絶句していた夕鈴は、シーツを握りしめて、半泣きのまま恋人を睨んだ。 「……もう、イジワルしないで」 黎翔は困ったように笑って、夕鈴の身体の上を移動した。 顔を合わせ、浮かんだ涙を指で浚う。 「……まったく、君には敵わないな」 「どこがですか!完全に、私のセリフですッ!」 くくっと、今度は楽しそうに笑いを漏らした黎翔を不思議そうに見つめていると、前ぶれなく敏感な膨らみに指が当てられた。 「やッ!あぁ……ッん」 そのまま蜜に濡れた指で何度もいじられ、夕鈴は縋るように黎翔の腕に爪を立てた。 「ふ、あぁッ……やぁっ!」 「……夕鈴。もう君の中に入ってもいいか?」 さっきまで意地悪くこちらの反応を楽しんで、からかっていたのに、そう呟く声も、見下ろす瞳も例えようもなく甘い。 (本当にずるい人……) 夕鈴は答える代わりに、黎翔の首に細い腕を回して、そっと口づけた。 次の瞬間、疼く下腹に熱く滾る塊を一気に突き入れられて、夕鈴の鳶色の瞳から涙が散った。 「あッ!んぁ……!」 「くっ……はぁッ、夕、鈴!」 抉るように内側に深く入り込んでくる衝撃に、息が詰まる。 身体が待ち望んでいたかのように黎翔をきつく包むのが分かって、夕鈴は羞恥に悶えた。 「いやぁ……」 新しく湧きあがってくる涙に唇を寄せながら、黎翔は囁いた。 「どうして――― こんなにも愛らしい姿を見せてくれる君が、私は愛おしくてならないのに」 耳許で囁きながら、互いの腰骨がぶつかるほど圧し入れる。 黎翔の肌に花芽を摺り合わされて、夕鈴は背を大きく反らせて喘いだ。 「夕鈴。もっと乱れて……私だけに、見せてくれ」 紅い瞳に恍惚とした微笑みを浮かべて自分に跨る恋人は、紛れもなく餌にありつこうとする獣そのものだ。 抵抗なんて、なんの意味も成さないことを、きっと自分もどこかで分かっている。 それでも弱々しく圧し返そうとする夕鈴の腕に構う事なく、黎翔は激しく腰を突き動かして獲物を貪り始めた。 ぐったりと身体を横たえたままの夕鈴の頬に、触れるだけの柔らかい口づけを落として、黎翔は軍服の前を留める。 「大丈夫か?」 「は、い……」 熱に浮かされたような、潤んだ瞳で見上げてくる恋人の頭を撫でて、黎翔はふっと笑った。 「そろそろ李順が戻ってくるな。 私は先に戻るが、少し休んでシャワーを浴びてからおいで。 ……君のそんな悩ましげな様を目にする男は私だけでいい」 腹を満たした狼は、満足そうに微笑んで、夕鈴の掌に合鍵を握らせた。 「李順に見つからないように、な」 悪戯っ子のような笑顔と、先程までの妖艶な顔が同じ人だと思えなくて、夕鈴はまたしても顔を赤く染めた。 「……元帥って、ホントにずるい人ですね。 こんなの、私勝てるわけない」 シーツで胸元を隠して嘆く夕鈴に、黎翔は顔を寄せた。 「ずるいのは君だろう。そんなに可愛らしく私を翻弄するんだから」 「翻弄してるのは、どう考えてもそっちです」 次の瞬間、むっとして少し付き出た夕鈴の唇が、黎翔の薄い唇に捉えられた。 食むように触れ合わせたまま、黎翔は言う。 「なら、今のは引き分けかな。 ―――決着は今宵着けるとしよう」 楽しみにしているよ、と手を振って部屋を出る彼の後ろ姿を茫然と見送った夕鈴は、広いベッドに突っ伏した。 こんなことなら、李順の言いつけをちゃんと守って、最後の一線を越えなければよかった。 「私、どうしたらいいんだろう……」 きっと今夜も翻弄されて、どこまでも流されてしまう。 苦しいほど抱きしめられて、何度も何度も突き上げられて。 彼の整った顔に浮かぶ汗も、切なく細められた紅い瞳も。 奥深くに与えられる痛みとも快感ともつかないあの感覚も。 もう自分と引き離して考えることなんて、出来はしない。 先程まで激しく触れ合っていた肌の奥で、また微かに熱が灯る。 「うあぁぁぁぁぁ、もう……」 夕鈴は頭を抱えて芋虫のように丸まった。 衛生兵の甘く苦しい悩み事は、密やかに続く。 後記。 リクエスト頂いたおかげで、元帥も本懐を遂げることができました。 ありがとうございます! リク頂かなかったらきっとこれは書かなかったので、元帥は御礼言った方がいいと思います。 ご希望に添えたかどうかは自信ありませんが、お納めくだされば嬉しいです。 頭の中の元帥の「ドヤァ」感がすごいので描いてみました。 とっても自慢げ↓だけど、リク主さまのおかげだからな!!
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コメント
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2016-02-07 Sun 19:44 | | [ 編集 ]
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2016-02-07 Sun 23:01 | | [ 編集 ]
良かったね!元帥♡マグナム腐らなくて(笑)←
口径もさぞかし上がった事でしょう( ´艸`) 偶には発砲?暴発(笑)??させないと、本当にヤバそうだよね( ̄∇ ̄) ああ…ゲスいw 2016-02-08 Mon 12:43 | URL | 行 [ 編集 ]
rejeaさん、こんにちは\(^o^)/
元帥〜!御礼だ!心から御礼を申し上げるんだ! リク様と、rejea様のお陰だぞ! どうだ、堪らんだろう?夕鈴の魅惑の《あ♡し》は!ヤバイぐらい良いめをしたなぁ〜♪ どやぁ絵で皆様にもお裾分けしてくださったのか\(//∇//)\?元帥が自慢してくれて私も幸せ度up⤴️‼︎こちらこそ心よりのお礼を言わねば‼︎ リク様!rejea様!本当に本当にありがとうございます✨ 2016-02-08 Mon 17:39 | URL | 今日は仕事楽チン♪ [ 編集 ]
くれはさま。
李順さん(オカアサマ)の顔なんて見れませんよね、これ。←フレンズ♪ もうばればれで「勤務中にナニしとんじゃい」って思われてるのではないかと(^_^;) 受け取って頂けてよかったです! 気付けばもうすぐバレンタインですね(・・;) ネタよ、来い!! 2016-02-09 Tue 17:06 | URL | rejea [ 編集 ]
あい様。
どうしましょう。カメじゃないとしたら、どうやってここまで持っていけばいいのか綺麗さっぱり思いつきません!!←ヒドイ そうなんです!ニーハイ脱がせられてよかったです。 長かったねぇ、元帥(ホロリ) …って本編?はまだチューしかしとらんのですね(ToT) なんでしょう、この進展の無さ(笑) 2016-02-09 Tue 17:10 | URL | rejea [ 編集 ]
行さま。
さすがの神コメントありがとうございます(拝む) 本編ではほぼ腐ってますからね!元帥のマグナム! 予想外に暴発してたりしたらかわいそう……←ゲスの勘繰り 仕事はしっかりやって発砲する為の時間を捻出している元帥って、私の中で新しかったです(笑) 2016-02-09 Tue 17:16 | URL | rejea [ 編集 ]
今日は仕事楽チン♪さま。
ヤバイくらい良い目になってましたでしょうか?? 良かったです!! リク頂いたので、ちゃんと最後までヤラねば!!と気合が入りました。 でもきっと元帥は自分の実力だって言い張るんでしょう(笑) 元帥、魅惑の脚は堪らんかったですか? 元「言うまでもないだろう(ドヤァァァ)」 2016-02-09 Tue 17:20 | URL | rejea [ 編集 ]
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